「ライバルでもあり仲間」
花園ベスト4での再会を目指して――
※本記事は令和6年度8月に取材したものを元に編集したものです。
岐阜県郡上市にある高鷲叺高原スポーツ広場は、標高905mの清涼な環境で、思いっきりスポーツを楽しんでいただけます。日本の中央に位置しているため、アクセスも抜群。毎年、多くのスポーツチームにご利用いただいています。
今回、2018年から毎年利用いただいている中部大学春日丘高校ラグビー部の宮地真監督、大阪桐蔭高校ラグビー部の綾部正史監督にお話を伺いました。
※令和6年8月 ひるがの合同合宿参加校(5校・約500名参加)
中部大学春日丘高校・大阪桐蔭高校・京都工学院高校・石見智翠館高校・関西学院高等部

Q.毎年夏場に叺グラウンドを利用いただいていますが、練習環境はいかがですか。
>宮地監督
叺グラウンド設立当初の頃、大阪桐蔭高校と石見智翠館高校に呼び掛けて合宿を行い、そこから毎年郡上市での合宿を続けています。当初は天然芝のみの状態でしたが、そこから人工芝の整備をはじめ、要望に合わせて洗濯機・物干し、お弁当置き場を設置していただいたりと、毎年アップデートしてもらっているので使いやすくなっています。
今後は郡上市としてこの場所をどのようにしていきたいかという部分になると思いますが、グラウンドの増設など、もっと開発を進めていくのであれば、公式戦を年に何度か組めるようにスポーツ環境の整備やトーナメントの部分まで携わっていきたいなと思っています。
>綾部監督
近畿エリアでここまで整っている施設はなかなかないので、とても良い環境だと思います。アクセス面でも気に入っていて、毎年合宿に参加させていただいています。もっと施設をPRして多くの人・チームを呼べるグラウンドになっていくと良いと思います。
Q.郡上市での合宿環境はいかがでしょうか。
>宮地監督
ホテルの料理も美味しくて、温暖化の中でも清涼な環境でプレーが出来ます。夏場にみっちり練習しても、熱中症で倒れるような選手はいないです。
>綾部監督
今の天然芝グラウンドも人工芝になると最高ですね。
Q.郡上市での強化合宿の練習メニューはどういったものなのでしょうか。
>宮地監督
菅平高原での合宿の前の慣らし練習として、試合形式での練習をしています。夏休みに入ると色んな大会があってチーム全体が揃うことがなかなかないのですが、郡上市の合宿は、夏に初めてチーム全体で練習ができる場になっています。冬の花園に向けて、下半期のスタートを切るイメージでやっています。
>綾部監督
下半期の1番大事なスタート地点としてとても重要な場ですね。ここで乱れてしまうと、強化していくのが難しくなります。
>宮地監督
新人戦がスタートしてからバタバタと練習をしてきて、残り5ヶ月を見据えて「さあいくぞ!」と、気持ちを引き締められるような場であり、そういった仲間同士の関係性もあります。
ずっと同じ場所で練習や合宿をしてもモチベーションが途切れてしまうので、郡上で合宿をしてから菅平合宿へ向かうという形になってからは、選手の気持ちのリフレッシュになっていて気に入っています。選手たちもここに来るのを毎年楽しみにしていますよ。

Q.練習後はどのように過ごされていますか。
>宮地監督
ホテルでは美味しいものを沢山食べさせてもらって、監督同士も郡上の地のものを食べながらコミュニケーションをとっています(笑)。
>綾部監督
ゆったりとリラックスして過ごさせていただいています。菅平での合宿は、色んなチームが集まることもあって合宿部屋も大人数になってしまうのですが、郡上ではホテルの個室で宿泊しているので、一人ひとりちゃんとした空間の中で快適に過ごせています。ホテル・グラウンドともに色んな要望や意見をもとにアップデートされているので有難いですね。
私たちのように一度に5チームが集結して合宿をしているのは、色んな関係性があるからこそできていることだと思っています。私たち以外の団体の誘致を考えるのであれば、もう1面人工芝のグラウンドを設けて、どの時期でも4~5チームがフルで利用することができるようになるともっと活性化するのではと思っています。
発信源は子どもの保護者です。子どもたちの声も大事ですけど、親御さんたちが口コミで「ええとこやで」といって広めてもらえるのが一番のPRだと思いますね。アクセスは良いので、保護者向けの宿泊所や割引、お土産サービスなどもあると利用者が増えていくと思います。
Q.今後の目標を教えてください。
>宮地監督
まずはベスト4入り、来年日本1を目指したいです。
>綾部監督
春の大会で日本1です。
チームでの目標はもちろんありますが、ここに集まっているチームは花園の常連校なので、花園大会ベスト4でまた顔を合わせられると良いなという想いもあります。
郡上での合宿はそのためにあるんだよ、といえるような関係性でいたいなと思っています。
彼らの関係性をいうならば、ライバルでもあり仲間ですね。ラグビーは1人だけでは絶対強くなりません。仲間でないと面白くないし、強くもなりません。選手同士もめちゃくちゃ仲良しですよ。こういう合宿地があってこそさらに親睦を深められるので、彼らにとって良い時間となっています。
>宮地監督
きっと、彼らが大人になって子どもができたら郡上で合宿しようかという話にもつながっていくと思いますし、良い循環がこれから先5年・10年・20年と繋がっていくと良いなと思っています。
令和6年度 各チームキャプテン(当時)
Q.選手の皆さん、郡上市での合宿の感想を教えてください!
「施設が全部綺麗で広いので使いやすいです!」
「涼しくて良いグラウンドでできてレベルアップできています!」
「暑い中練習している中、お昼に差し入れでいただいたトマトがとてもおいしかったです!」
「グラウンドが3面あるのと、1日中グラウンドが使えるところがとても良いです!」
「(ホテルヴィラモンサン宿泊チーム)グラウンドからホテルに帰る途中にある山道の川でアイシングしながら遊ぶのが楽しいです!」



